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睡眠不足がもたらす体と心への影響

睡眠は、私たちが健康で豊かな生活を送るための数えきれない大切な役割を担っています。

睡眠不足の状態が続くと、体と心に様々な影響が出てしまいます。

脳への影響

睡眠の大きな役割のひとつが「脳の休息」です。

私たちは起きている間ずっと働き続けた脳を休ませるために眠りますが、睡眠が不足すると思考や認知をつかさどる脳の機能がまず低下し、思考力や認知力、判断力、集中力が鈍ってしまいます。

寝不足の時に頭がボーっとするのはこのためです。

脳を休ませるためには眠る以外に方法がありませんが、脳は睡眠中に休息をとるだけでなく、眠りながら記憶の整理も行っています。

起きている間の出来事や勉強したことなど、脳に蓄えられた大量の情報を睡眠中に整理して、必要な情報を記憶として脳に定着させています。

睡眠が不足していると、昨日の出来事が思い出せなかったり、勉強したことを覚えられなかったりしてしまいます。

また睡眠中には脳内に溜まった「アミロイドβタンパク質」という有害な老廃物を取り除く作業も行われています。

この老廃物はアルツハイマー型認知症の元凶となる物質で、睡眠が不足すると脳内に蓄積されてしまい、アルツハイマー型認知症の発症リスクが増大することが分かっています。

健康への影響

もうひとつの睡眠の大きな役割は「体のメンテナンス」。

睡眠中は体の中で様々なホルモンが分泌され、起きている間に傷ついた細胞の修復や疲労の回復、体の成長などが行われています。

睡眠不足の状態が続くと、様々な病気の発症リスクが高くなってしまいます。

代表的なものを例に挙げると‥‥

循環機能障害

  • 高血圧
  • 動脈硬化
  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞

脳機能障害

  • 記憶障害
  • アルツハイマー型認知症

免疫機能障害

  • アトピー性皮膚炎
  • アレルギー

脂質代謝機能障害

  • 肥満
  • タイプⅡ型糖尿病
  • 高脂血症

その他

  • 機能性便秘

健康で暮らすためには、十分な睡眠が必要不可欠だということが分かります。

美容への影響

睡眠中は、体の中で様々なホルモンが分泌されています。

そのひとつである「成長ホルモン」は傷ついた細胞の修復や疲労の回復、体の成長などの大切な役割を担っていますが、成長ホルモンは睡眠中にしか分泌されません。

つまり起きている間に傷ついた細胞は眠っている間にしか修復されないため、睡眠が不足すると細胞の修復が滞り、これが肌トラブルの原因となってしまいます。

また睡眠不足は肥満の大きな原因となります。

睡眠が不足すると食欲を抑えるホルモン「レプチン」の分泌が減少し、逆に食欲を増進させるホルモン「グレリン」が過剰に分泌されてしまうためです。

睡眠時間が5時間未満の人は睡眠時間が7~9時間の人と比べて50%も太りやすいという調査結果も出ています。

このように、睡眠は私たちが健康的に過ごすための数え切れない重要な役割を担っています。

良い睡眠は体と心を健やかな状態に保ち、内からの美しさの維持にもつながります。

睡眠改善インストラクター 市田商店 店長 斎藤拓也

日本睡眠改善協議会公認
睡眠改善インストラクター
市田商店店長 斎藤拓也

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