眠りのお話|市田商店の睡眠改善インストラクターがお届けする睡眠コラム

あなたの睡眠は大丈夫?|終夜睡眠ポリグラフ検査

睡眠状態の判定には「終夜睡眠ポリグラフ検査」という手法が用いられています。

ベッドに入ってから寝付くまでの時間や睡眠の深さ、睡眠中の呼吸状態や異常行動の有無などを判定する終夜睡眠ポリグラフ検査は、睡眠時無呼吸症候群やレム睡眠行動障害、ナルコレプシーなどの検査にも用いられています。

終夜睡眠ポリグラフ検査は、脳中心部の脳波や眼球の運動、顎のオトガイ筋の筋電図を中心に、血圧や心電図、呼吸や酸素濃度、内臓や筋肉の運動など様々な指標を同時に記録することによって、睡眠の状態を判定することができます。

睡眠時無呼吸症候群などの検査を行う場合は、睡眠ポリグラフの検査機材を導入している医療機関の個室に一泊し、脳波や筋電図などを計測する検査機材を身に着けた状態で眠り、医師が一晩中数値を計測しながら睡眠状態を検査します。

眠りの深さが分かる睡眠ポリグラフ検査

睡眠ポリグラフ検査はノンレム睡眠のステージ1~4とノンレム睡眠を明確に見分けることができるため、眠りの深さと持続時間を客観的に判定することができます。

ノンレム睡眠のステージ1~4はそれぞれ異なった脳波を示すため、脳波を見ることによってノンレム睡眠のステージ1~4は容易に見分けることができます。

ところがノンレム睡眠のステージ1とレム睡眠は非常によく似た脳波を示すため、脳波だけでは両者を判別することができません。

そこでレム睡眠の大きな特徴である急速眼球運動と筋弛緩を同時に記録することによって、レム睡眠を判定することが可能となります。

ノンレム睡眠ぼステージ1~4とノンレム睡眠を明確に判定できる終夜睡眠ポリグラフ検査によって、ノンレム睡眠とレム睡眠のサイクルに異常がないか、睡眠中に無呼吸や痙攣などの異常がないかといった睡眠状態の総合的な診断が可能となります。

睡眠ポリグラフの検査機材は多くの医療機関に導入されており、希望すれば一泊二日の「終夜睡眠ポリグラフ検査」を受診することができます。

  • 終夜睡眠ポリグラフ検査には健康保険が適用されます。
睡眠改善インストラクター 市田商店 店長 斎藤拓也

日本睡眠改善協議会公認
睡眠改善インストラクター
市田商店店長 斎藤拓也

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