一日の疲れを洗い流してくれるお風呂には快適な睡眠ととても深い関係性があり、入浴方法を少し工夫するだけで睡眠の質が良くなることがあります。
快適に眠るための効果的な入浴方法をご紹介します。
寝る直前にお風呂に入られる方や40度以上の熱いお湯に浸かられる方、冬場でもシャワーで済まされる方は特に必見です。
ポイントは「入浴のタイミング」と「お湯の温度」
快適に眠るためには「入浴のタイミング」と「お湯の温度」がポイントになります。
「お休みの1~2時間前まで」に「38~40度の熱すぎないお湯」にゆっくりと浸かり、体の芯をしっかり温めるのが快適な睡眠に最も効果的な入浴方法です。
睡眠は体の深部体温(脳や内臓の体温)の変化と深く関係しており、高くなった深部体温が下がる時に人は眠気を感じます。
お休みの1~2時間前までにお風呂で体の芯(深部体温)をしっかり温めれば、お休みのタイミングに高くなった深部体温が下がって眠気を感じ、スムーズな入眠を得ることができます。
お休みの直前にお風呂に入ったり、熱すぎるお湯にのぼせるほど長時間浸かったりするのは快適な睡眠には逆効果で、体が温まりすぎて眠れなくなってしまいます。
シャワーでは体の表面しか温めることができないので、寒い冬は湯船にゆっくり浸かって体の芯を温めることが快適な睡眠には効果的です。
バスグッズの活用も効果的
入浴剤などのバスグッズも、上手く活用すれば快適な睡眠に効果が期待できます。
バスグッズには様々なものがありますが、香りの良いもの(合成香料ではなく天然香料を使用したもの)は、自律神経の働きを整えて心と体のリラックスを促してくれます。
またバスソルトなどの発汗作用・代謝促進作用のあるものは、効率よく体の芯を温めてくれます。
市販されているバスグッズも香りや成分は様々なものがありますので、心地よいと感じる香りのもの、お肌にやさしい成分のものを選ぶことも大切です。

日本睡眠改善協議会公認
睡眠改善インストラクター
市田商店店長 斎藤拓也
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