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羊を数えても眠れません

眠れないときに羊を数えても眠れません。

幼いころに「眠れないなら羊を数えなさい」とベッドで無理やり羊を数えさせられたことを思い出します。

眠れないときに羊を数えるのはイギリスで生まれた文化だそうです。

その由来は、英語の「Sheep(羊)」と「Sleep(睡眠)」の発音が似ているため「唱えていると自己暗示で眠くなる」というのが最も有名な説で、他には単調な作業を繰り返すことによって眠気を誘うという説もあります。

また「Sheep」という言葉の発音にリラックスを促す効果があるという説もあります。

「Sheep」を正しく発音した場合、『シー』は英語特有の強く息を吐き出す発音となり、この発音が腹式呼吸を伴うためリラックスを促すという考え方です。

スムーズな入眠に有効な腹式呼吸

羊を数える方法が本当にスムーズな入眠に効果があるのかを調べるため、2012年に広島国際大学の田中秀樹教授がある実験を行われました。

昼間に眠くない状態の大学生を眠らせて、羊を数えながら寝た場合と、鼻から吸った空気を口から吐く腹式呼吸で寝た場合の違いを比較するという実験です。

その結果、実験開始からノンレム睡眠ステージ1(うとうとした状態)に出る脳波が表れるまでの平均時間は、羊を数えながら寝たときの14分4秒と比較して、腹式呼吸で寝たときは9分32秒と短かくなりました。

また実験を行った20分の間に睡眠状態が3分以上継続した学生の数は、羊を数えたときの5人に対して腹式呼吸のときは9人と約2倍に達したそうです。

この実験結果から、田中教授は以下のように指摘されています。

「英語なら『シープ』という発音を繰り返せば自然に腹式呼吸になることもあるが、日本語の『ひつじ』だとそうはならない。日本人には単調な雨音やせせらぎ、電車に揺られる音を聞く方が効果的ではないか。」

眠れないときは、羊を数えずに腹式呼吸でリラックスすることが効果的です。

睡眠改善インストラクター 市田商店 店長 斎藤拓也

日本睡眠改善協議会公認
睡眠改善インストラクター
市田商店店長 斎藤拓也

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